
店舗や事務所などを移転・閉店しようと思った時には、必ず明け渡すための準備をしますよね。そんな時には解体業者や不動産会社から説明を受ける機会があると思います。
「内装解体工事」「原状回復」「スケルトン仕上げ」といった専門的な言葉が出てきますが、聴き慣れないしそもそも意味がわからない…似たような意味に思えるけど何が違うの…?と思いますよね。
今回は解体工事における「内装解体工事」「原状回復工事」「スケルトン仕上げ」の違いを解説し、そんな悩みを解決します!
内装解体工事とは?

「内装」とは建物内部の装飾や設備のことを意味する言葉、「解体」とはバラバラにすることを意味する言葉です。
つまり内装解体工事とは内装部分を分解して運び出し、破棄するまでの作業のことを言います。多くの場合は、事務所の移転や閉店の際に借りた当初の状態に戻すこと(原状回復)を指しています。
例えば、店舗や事務所は「スケルトン物件」か「居抜き物件」のどちらかを借りることが多いと思います。
エアコンや電気配線設置や、部屋の中の仕切りや家具なども一切ないまっさらな状態の物件を「スケルトン物件」と言います。
対して、天井や床などの装飾はもちろん、エアコンや冷蔵庫・家具などがついたままの物件を「居抜き物件」と言います。
どちらの物件も移転や閉店しようと思った時には賃借人に原状回復義務があり、借りた時の状態に戻さなくてはなりません。
スケルトン物件はまっさらな状態に戻さなくてはなりませんし、居抜き物件は元からある設備や家具を残したままの状態で汚れた壁や床は元通りの綺麗な状態にしなくてはなりません。
つまり、借りた時の状態が違えば内装解体工事の内容も変わってくるのです。また内装解体工事には、建物の構造部分以外のを解体するスケルトン工事や、借りた時の状態に戻すだけの原状回復工事があります。
スケルトン仕上げとは?

スケルトン仕上げは「スケルトン工事」「スケルトン戻し」と言われることもあり、言葉は違いますが全て同じ意味として使われます。では、スケルトン仕上げとはどういった状態なのかご説明します。
スケルトンとは、英語で建物や船などの骨組みといった意味があるそうです。スケルトン仕上げはまさにその通りで、建物の柱や床・梁といった構造部分以外を全てが無い状態にすることです。
構造部分以外全て、ということは家具・間仕切りといった内装からエアコン・電気配線・排気ダクトなど室内の設備も全てを取り外し、骨組みだけの状態にすることです。いわゆるスケルトン物件の内装解体では、このスケルトン仕上げになります。
原状回復工事とは?

では原状回復工事とはどういった工事で、スケルトン仕上げと何が違うのかご説明します。
「原状」とは以前の形を意味する言葉、「回復」は元通りにすることを意味する言葉です。内装解体においての「原状回復工事」とはその名の通り、店舗や事務所を借りた時の状態に元通りに戻す工事で、床や壁や天井の修繕工事やエアコンや電気配線などの設備の撤去などを行う工事です。
ただし入居時の状態により工事内容は変わり、床や壁の修繕だけで終わることもあります。
つまり、借りた時にエアコンや電気配線などの設備が備わっていた場合は、元々あった設備はそのままにし汚くなった壁や床のみを修繕し、借りた時の状態に戻す工事を原状回復工事といいます。こちらの工事は居抜き物件の場合にする工事です。
まとめ

「内装解体」「スケルトン仕上げ」「原状回復工事」「原状回復」について説明しました。言葉の意味や違いを知るだけで、移転や閉店時には欠かせない解体業者や不動産会社の専門的な説明が理解しやすくなります。
各用語の理解を深め、勘違いや不要な行き違いを避けてスムーズに退去作業を進めましょう。